SV(Shiny Value)なんてものは存在しない

ポケモンが6世代に移行してから、ある嘘がこの界隈で当たり前のようにまかり通るようになりました。
それは「5世代までの性格値を元に色違いが決定されていたが、6世代ではポケモンのPSV(Pokemon Shiny Value)がTSV(Trainer Shiny Value)と一致したときに色違いになるように変更された」というものです。

※6/30 説明が不足してたので改稿

何故このような嘘が生まれたのか

PSVやTSVと言った単語が使われるようになったのは、SV法を用いる際に出てくる重要な単語だからでしょう。
KeySAV等のツールを使った際に表示されるPSVと言った文字や、日本語の解説サイトの間違った説明を鵜呑みした結果、
今までとは違い6世代ではPSV=TSVの時ポケモンは色違いになるという誤解がまかり通っているのでしょう。
また、実際にSV孵化をするだけならば、このような説明・解釈でも色違いポケモンの孵化には影響しないというのも1つの理由かもしれません、

SV(Shiny Value)とは何なのか

6世代においてもポケモンは5世代などと同様に性格値を元に色違いになるか否か決定されます。
SVという値はツール製作者様が私たち凡人が簡単にツールを使えるように性格値から算出して表示されてる値です。
性格値から算出されるということは、もちろん過去作においてもSVは計算できるということです。
実際、私が主に4世代向けに作った複数の性格値から同一のIDで色違い両立可能なものを抽出して、 その性格値を色違いにできる裏ID候補を入力した表IDから出すツール(エクセル)では、色違い条件値という名称でSVを算出しています。
外野席さんの4Gen調整基礎.xlsから引用しましょう。

性格値の上下16ビットをそれぞれ HID、LID
トレーナーIDの上下16ビットをそれぞれ SID,ID としたとき
色違い条件は
HID xor LID xor SID xor ID ≦ 7
とあらわされる

これを 言葉で書き直してみよう (HIDからIDまでは上記の意で使う)

ポケモンのHIDとLIDをxorした値を判定値Aとする
トレーナーIDのSIDとIDをxorした値を判定値Bとする
AとBを2進数としてみた場合、お互いの上から13ビットが一致していれば
色違い条件が満たされる

上記で「判定値」としたものは16ビットの値であるが、そのうち下3ビットを無視して
比較する というのが 前述の条件式にある 「≦7」の意味になる

下3ビットはどうせ判定には影響しないのであるから、「判定値」からその不要部分を
除外した値を考える

※上記の色違い判定式は3-5世代のものです。

これを式にすると
TSVはint((TID xor SID) / 8)、PSVはint((HID xor LID) / 8)という式で求めることができます。
(※intはかっこ内の割り算の商を表します)

前述したとおり、≦7というのは3-5世代までであり、6世代では
(裏ID xor 表ID) xor (性格値上位16bit xor 性格値下位16bit) ≦ 15
になりました。
これは判定値のお互いの上から12bitが一致していれば色違い条件が満たされるということです。
それにあった型に式を直すと6世代では
TSVはint((TID xor SID) / 16)、PSVはint((HID xor LID) / 16)という式で求めることができます。

まとめ

5世代以下では色違いの出現率が1/8192であり、6世代では1/4096と言われてるのは、
この性格値から算出される値が取りうる範囲がそれぞれ8192、4096だからです。
上記の計算式にて算出されるTSV及びPSVが一致したとき色違いになるというのは間違っていませんが、
これらの数値は6世代からの新しい要素ではなく過去世代においても適用できます。
冒頭にも述べたように実際にSV孵化する際、これらの知識は不要ですが、
他の人に説明する際に5世代までは色違いは性格値によって決まっていたけど、
6世代からは新しくSVというものを使って色違いが決定されるといった間違った知識を教えてしまうことは避けたいものです。

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